サヤのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
どう見ても不衛生だと昼間には思う屋台も宵闇くれば
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inosann
砂浜で掬って残った一粒のような私の貴重な人生
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inosann
人の後ついてく質に抗いて粋がって生きた軽い後悔
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石川順一
雷鳴の前にレディーボーデンと種無し冷凍葡萄を食べて
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恣翁
去にし日に 泣きたる稚児の青侍 今日し 近衛の名に負へるかな
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ながさき
過酷なる 風雨に耐へて 二千年 命をつなぎ 岩盤に立つ
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吉野 鮎
緑陰の冷氣と妖氣充つ邊り瀧落つ音に響くひぐらし
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滝川昌之
古書店は一期一会の泣き笑い 迷って失くすは恋に似ている
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石川順一
吹き荒ぶ風に雨脚強くなり嵐の夜に勝手口鳴る
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石川順一
単独でセミは鳴かぬと庭に入る迷い込むもの樹液は無いぞ
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灰色猫
我が歌は未だ誰かの模倣なり歌風築くはほど遠きかな
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へし切
ゆく夏の暑さ残りき赤とんぼ群れて舞ふ野に秋立つを知る
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滝川昌之
新しいスーパー覘く主婦の眼は野菜売り場のナスより新鮮
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林林
夏の夢叶うだろうか青い空Aマイナーの旋律光る
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inosann
買い物に妻が連れ出す車窓にはどなたかが描きし夕焼け映える
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林林
ヒロシマの原爆記念館に行く寡黙な父が肩震わせる
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逢坂
そばだててそっと聴くのは胸の音 半音下がりの八月の夜
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北窓
棚に上げ彼らのずるさ責めたてるガキが一匹胸に住んでる
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北窓
後悔をずるりずるりと引きずって暮らすことこそ生きることかよ
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北窓
前になど進めてる気はしないまま山風来る一周忌だと
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