詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
inosann
「人の数だけ人生はあるのだ」と定職つけぬ息子を思う
29
もっと見る
矢車菊
笹の葉に紙縒むすべば叶わざる願ひにやさし七夕の風
30
もっと見る
矢車菊
きみ恋はば文月の朝わたくしもまた透明な雨傘になる
19
もっと見る
矢車菊
百年の恋が愛へと変わったら醒めない夢を信じてみよう
26
もっと見る
月虹
ひび割れた液晶のスマホ君の手にもう戻せない言葉のかけら
31
もっと見る
リクシアナ
卯の花の永久なる白は夏の色香りも露も季の泡沫
28
もっと見る
己利善慮鬼
灼けてゆく黄昏の年の思い出は花火一片淡い流星
5
もっと見る
君丸
いつまでも 正しくやまぬ 沢の音が 時刻むよに ザザと流れる
8
もっと見る
君丸
飛び出すも 野生の覚悟 ほど遠く 人の欠片に こころ救われ
12
もっと見る
コーヤ
陽に向かいひまわり大きく花開く孫の語らう笑顔と重む
21
もっと見る
石川順一
詩作から歌作に転じる難しさ過去に媚びたり過去を呼んだり
15
もっと見る
石川順一
珍しく雀が鳴いて揚羽来る直ぐ逃げて行く産卵飛行
8
もっと見る
石川順一
登山して句作せし日を思ひ出す雲海は無くそれでも疲れ
17
もっと見る
へし切
連勝も並ぶもの無きことなれど礼儀を知るは勝負の い ろ は
25
もっと見る
へし切
忘れまじ取るに足らぬと雑草の名をも知らへぬ咲く花のあるを
28
もっと見る
あゆか
映画よりプラネタリウムわれかつて児童館でひと夏あそんだ
14
もっと見る
滝川昌之
エアコンの効いた車に頭下げ 路上誘導 猛暑の憂鬱
29
もっと見る
あゆか
大木は昔の川を知っているひいじいちゃんが子供のころの
14
もっと見る
あゆか
幼き日たどりたどれぬハッカ飴変わらぬ味を駄菓子屋で買う
14
もっと見る
あゆか
クワガタが駄菓子屋さんで前髪に絡みついたの 連れて帰るの
12
もっと見る
[1]
<<
21
|
22
|
23
|
24
|
25
|
26
|
27
|
28
|
29
|
30
|
31
>>
[31]