詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
コタロー
鬪ひに敗れた雄のライオンは群れを離れてとぼとぼ消える
9
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コタロー
寒風に樹々の葉散りぬ寂しさに四季櫻咲きほつこりとする
10
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横井 信
オリオンの 三つ星並ぶ 冬の空 見上げて歩く でこぼこの道
14
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横井 信
暖かき 夢の世界へ 連れてゆく 離れた町の 鉄道の音
16
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横井 信
頬撫でる 風に告げ行く 旅立ちを 星の瞬き 眺める夜に
14
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林林
明日には誰のもとにも冬至来るこの柚子どうぞ両手いっぱい
22
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林林
北海道から神奈川へ旅をした南瓜を煮れば北国の唄
17
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吉野 鮎
三樣の意圖絡み合ふ冬至の陽射しくる路に薄き影曵く
19
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吉野 鮎
むしの風ゆらりと玻璃戸すり拔けて吾裡を穿つ凍刃のこせり
12
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灰色猫
愛という母性に従い守るべきものを守って生きゆく蟹座
14
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詠み人知らず
詰まりなば言葉にならで俯きつ 汝が胸におくたなごころ
13
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石川順一
近すぎるトイレと風呂はいろいろと心理のくぼみを多く作れり
14
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滝川昌之
弱くても昇る冬日が嬉しくて細窓光る結露を逃がす
22
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滝川昌之
冬の陽を背中に受ける帰り道少し疲れた影に向かって
26
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秋日好
霜取りを勝手に始める冷蔵庫大掃除とみてつきあうしかない
15
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夢士
おもちゃ箱ひっくり返す孫の手に母の作りし金糸の手毬
22
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夢士
今日もまたホームは人の波あふれ帰宅の遅れ蕎麦食て待つ
13
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へし切
白菊と見まがうばかりに霜の花 枯れてなほ咲く庭の冬草
21
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へし切
聞こえるよ僕にも聞こえるおなじ空こころの歌がいのちの歌が
23
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へし切
歳ふれば何かはあはれならざらん暮れゆく空のこの三日月は
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