ゆりこのお気に入りの歌一覧
白井浮雲
悪意から出たものだとは思わぬが心に刺さる言の葉の棘
10
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しーぷ。
肩車 父より高く 空仰ぐ 今は空より 高い父を想う
12
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木綿
本当に好きだよなんて今だけの気分でそういうこと言わないで
2
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蜻
こいは「孤悲」かなしは「愛し」いにしえのひとはどうにもうまいことを云う
30
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蜻
喪失のいたみはぬるまの日々のなか不意に、ちくり、と中指を刺す
7
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蜻
出逢うより前のあなたのその横にわたしが居ないことがさみしい
6
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三沢左右
花の名を知らない僕の掌の中の花をあなたの名前で呼ぼう
109
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樹崎から
雨あがるたったひとことさよならをいえたらよかった鮮やかに虹
3
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もり
時雨にも雪にもなれず窓結露直線として垂らす哀しみ
7
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前田沙耶子
途中までしか弾けなくてふんじゃったねこがどうなるのかも知らない
10
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わたこ
必要な ときに必ず 目の前に現れるから 安心なさい
5
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あふひ*・○・*
怒りとか怨みだとかの感情にそっと毛布をかけてあげよう
14
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詠み人知らず
華やかな衣装まといて奏ずるは 夕光の中コムンゴの調
6
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白黎
ものごとのはじめはいつもかがやかしい すすんでゆこう ただまっすぐと
6
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前田沙耶子
宇宙ではまばたきすらも文学で呼吸ですらも感情である
10
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前田沙耶子
なみ縫いのような日々にて玉どめの仕方を思い出そうとしている
6
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うめ
赤糸のつながる先が思いとは違うのならば見えなくていい
3
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美津村
人間の死に絶えて浄きこの星に蝶になりて翅ひろげたし
7
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風船人
陽だまりの庭に咲きたる山茶花に貴女の横顔重ねていたり
5
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もり
決心を諦めるよう天仰ぐ地下鉄を待つ空のない場所
8
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