幸子のお気に入りの歌一覧
へし切
世の中に 記録 記憶も残らぬが 吾が来し方に恥じらいはなし
21
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アガサ
神さびて 母が自分に 子守唄 ヤケに陽氣で エンドレスなり
5
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アガサ
忘却の大河漂ふ母なれど戰時語りてしばし輝く
7
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アガサ
爆弾やゲリラなんぞと物騒な気象用語も世相映して
8
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アガサ
うたのわ の袖振り合ふも樂しけれ 何處の歌人と知る由無くも
13
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ななかまど
春の陽が匂いはじめる生け垣を通りすぎれば木の芽かぜ吹く
12
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詠み人知らず
ティーンたち扱う編集者のきもち揺さぶったなら実はおちるでしょう
6
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水月
恋知らぬ夢みる月を眠らせて水面の月に映した我が恋
14
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秋日好
「もういいや帰る」と背中向けた吾にバス運転手横づけをする
13
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秋日好
寝室の窓から見える雪原に粉雪の降る狐横切る
20
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ななかまど
三月のこえを聞いてかクロッカスはるの確かな鼓動抱きおり
11
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滝川昌之
胸章を一人ひとりにつけ終えてもう先生は涙目になる
19
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詠み人知らず
春されば 垂る枝ゆする温き風 解けし水面を嫋やかに撫づ
15
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詠み人知らず
指離れ 淋しげな微笑ひとつ咲き 雨にとけゆく きみの残り香
58
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び わ
介護終えお茶を一服陽だまりでギターとりだし芭蕉布を弾く
9
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秋日好
あの娘はね分身だろう白い液飲まずに渡し先送りにし
7
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秋日好
雪片が積もるか解けるか眺めてる立ち往生したバスの窓から
17
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横井 信
露天風呂 椿の花を 透かし見る 光に溶ける 湯気のきらめき
14
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滝川昌之
一瞬で景色が変わる春風よ「桜咲いた」と届く電報
22
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詠み人知らず
知りようも無いものがある手のひらの上でゆっくり目を閉じる問い
11
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