灰色猫のお気に入りの歌一覧
なかしぃ卿
いつもとは違うルートの帰り道住み慣れた街の見慣れぬ風景
12
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藍子
バタバタと廊下を走る看護師の言葉聞こえる「忘れていたよ」
12
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藍子
冬の星寒空高く輝いて澄んだ空気を届けてくれる
14
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藍子
霜柱わざと踏みつけサクサクとした音を聞き子どもに返る
21
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藍子
病院のベストセラーはおくやみ欄見せてと次々新聞読めず
11
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藍子
何処でもスマホに視線落としてる子ども学生果ては大人も
10
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まあさ
雲ひとつ ない青空に さよならも 言わずに連れて いかれる辛夷
20
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石川順一
殺人鬼リジーボーデン詩作する無罪の評決莫大な遺産
7
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詠み人知らず
先立った奥様への愛フォルダ保存かなわないとわかっていても
5
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詠み人知らず
糟糠の妻でいるにも限度あり 愛は過ぎ去りトマトもしなびた
4
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吉野 鮎
みどり濃き千年楠の葉擦れの音春陽を反す綺羅を纏ひて
9
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吉野 鮎
門入れぬ亡父の悲しみ癒えぬ知る千年の楠枝強く搖る
7
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西村 由佳里
あたたかな日ざし青く広い空自由という名の春の入口
12
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吉野 鮎
亡き父母の更地となりし屋敷地に一樹殘れる千年の楠
18
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吉野 鮎
藍藏の幾棟ありし同胞の沒落の跡に建つ介護施設
9
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九條千鶴
もしかして猫のお腹には幸せがつまっているかもと撫でてみる
9
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九條千鶴
軒先を歩いてわたる三毛猫の姿追いつつ微睡むお昼
9
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松本直哉
一輪の花をおのおのたづさへて春日のなかの卒業の子ら
10
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千映
手仕事を次々に探し宿題の如き母へのこれも介護か
14
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千映
庭に出て春の気配を感じとるカイドウ蕾色を見せたり
15
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