灰色猫のお気に入りの歌一覧
只野ハル
リハビリもできない程に弱りたる父の髭剃る午後の病室
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只野ハル
時間が足りないとぼんやりそう思う時間はあるのだけれど
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只野ハル
フローリングが冷たく防寒靴を履く冬の避難所を思う
11
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只野ハル
おぼろげに浮かぶ書けない字のイメージを捉えて描く事もできない
12
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朔夜
三つ星も一つひとつと灯を消して春の星座となるにけるかな
7
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コーヤ
目標のクリアの階段積み重ね花の開く日夢見て進む
15
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コーヤ
ポツポツと落つる氷雨に白梅は笑みもかじかみ涙がほろり
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桐生賄
子の乗った 電車動かず 困ったと 連絡入るも 成す術のなく
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石川順一
フェルメールブルーの高さ贋作の事件など知るオランダ絵画
15
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絮谷新
熟るる香を含む豫感の晝つ方玻璃の内なる植物群に
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なかしぃ卿
人慣れし野良近寄らず我のもと嫌われしとはかくいふものかは
7
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なかしぃ卿
読みかけの本を片手に飲みかけの珈琲こぼしページ忘るる
7
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なかしぃ卿
いつもとは違うルートの帰り道住み慣れた街の見慣れぬ風景
12
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藍子
バタバタと廊下を走る看護師の言葉聞こえる「忘れていたよ」
12
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藍子
冬の星寒空高く輝いて澄んだ空気を届けてくれる
14
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藍子
霜柱わざと踏みつけサクサクとした音を聞き子どもに返る
21
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藍子
病院のベストセラーはおくやみ欄見せてと次々新聞読めず
11
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藍子
何処でもスマホに視線落としてる子ども学生果ては大人も
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まあさ
雲ひとつ ない青空に さよならも 言わずに連れて いかれる辛夷
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石川順一
殺人鬼リジーボーデン詩作する無罪の評決莫大な遺産
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