詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
夕夏
水槽のお宅の金魚海原に生きられないが塩水浴で
2
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横井 信
明け方の水面に跳ねる潮騒は父とふたりの魚釣りの旅
4
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吉野 鮎
鮎を喰む丸ごとを喰む汝が脣の健やかな齒の白き水無月
6
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可不可
大王烏賊と抹香鯨デスマッチ 大晦日の深海ライヴ
2
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KEN
人として叫べたろうか 母さぁん と 魚になった兵士の最後
2
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コタロー
亡き母と最後の旅行淺草のどぜう鍋食ふとつても美味し
2
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KEN
もののけの まなことなりて つくよみは 亂れて濁る 雨雲の上
10
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詠み人知らず
いつからか比べる事をやめていた今の幸せ噛みしめるため
5
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横井 信
さあ行こう 長袖シャツを腕まくり朝から暑い梅雨明けの空
12
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吉野 鮎
旋囘の機窓に眺む陵の緑陰深き鍵穴意匠
13
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ななかまど
収穫を終えし玉ねぎ下げおれば身を太らせし根のいじけたる
9
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滝川昌之
明けたかと梅雨雲の無き空に問う野分ゆけばとまだ重き南風(はえ)
17
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コタロー
ジリジリと今を盛りに蟬逹は樹々の中から一齊に鳴く
7
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コタロー
朝顏が萎みかけたる炎晝の四葩は白く枯れかけてゐる
10
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夕夏
むかしのようにどくさいしゃちんざするくにをのぞむやいまのくにぐに
3
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詠み人知らず
マスメディア横文字氾濫ごちながらカタカナの辞書傍に老いの坂
13
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灰色猫
捨てられた子猫を撫でる温もりを求めていたのは僕のほうだね
19
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び わ
風強し台風接近したもよう事故のないこと心をかすめ
6
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KEN
梅雨寒に 水面の鴨も 湯あみかな 宿の出で湯の 溢れる川邊
9
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横井 信
夕暮れの街に消えてく蝉の声 祭囃子の始まりを待つ
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