詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
桐生賄
大会の 応援帰りに オニヤンマ 見かけ、はしゃいで 童心返る
16
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沙久
「何のために伸びているの」と枝に問い 「そりゃあ愚問」と一蹴される
12
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たえなかすず
ブレンドにいま波が立つ湘南の海とあなたが口にするとき
7
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ながさき
「この世から 悲惨の二字を 無くしたい」 先師の言葉 吾等の祈り
19
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へし切
風が泣く帰らぬひとの愛しさに影により添ひ一夜をおどる
23
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夢士
開け放つ窓より秋の風入りて夜長を過ごす長袖のシャツ
18
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千映
水害で地上に飛び出た野菜たち何とかせねば映像に焦る
11
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詠み人知らず
八月盡時雨るる蝉の聲遠く秋めく空に鰯雲ただよふ
16
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絮谷新
妖しかる娼婦の笑みを浮ぶ月たそかれおぼろ逢魔の時間
16
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灰色猫
稲刈りの落ち穂を狙う鴉たち電線群れなし黙して連なる
20
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沙久
今度こそ 運命の恋と 言いたくて 君を指名する 二週間前
13
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林林
子供って言い方ひとつで意外にもやる気乗り気になりにけるかな
15
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葱りんと
「私なんか」という言い訳が 口をつく夜 涼しい秋風
13
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コーヤ
林道の若葉が踊る散歩道触れゆく風が暑さ和らげ
18
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まつり
ゆるやかに夏が終わってゆく音を背中合わせで聞いて ふたりは
4
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まつり
遠くまで続く葬列きっともう夏は帰ってこないのだろう
5
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沙久
震災の 津波の如く 濁流が 手を緩めぬまま 全てをえぐる
16
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沙久
人間はどこまで卑劣になるのだろう 今日も何処かで血が流れゆく
14
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詠み人知らず
死ぬ前にやることリストを作成し 最終行に 死なないと書く
21
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雪柊
師が諭す 稽古を終えて正座して袴を畳む これも稽古と
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