恣翁のお気に入りの歌一覧
月子
血の色に染めしこの爪悪戯に わが裡にある女を知りて
9
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千紘
未来への道開けたる君の背が少し眩しい もう大丈夫
17
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ケンイチ
どこまでも深い空から降る雪に歪な跡もいつの間に消ゆ
14
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ケンイチ
寝ころべば生まれたばかりの風が吹く無限に広がる青との間に
26
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紺
心臓が左側だけでよかったって本気で思うあなたの隣
7
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紺
スカートの折り目正しくしてきみを待つ時間すら手のひらの上
9
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紺
あのころは生物室が好きだった夕焼けている君の髪とか
14
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卯月
「腹減った」「おむつが重い」「抱っこして」泣き声だけで言い分ける君
4
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卯月
「ばり寒か」「めっちゃ寒か」と言い合える友達がいて学校に行く
5
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卯月
懐かしい護国神社の林檎飴 浴衣の裾で金魚が泳ぐ
4
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きりあ
青年の心の内に去来する父と母の別れを思えば
3
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きりあ
穏やかに真っ白な雪舞い降りて朝の心のたおやかなる愛
8
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きりあ
図書館の椅子に凭れて居眠りのあの紳士たち定年を過ぎ
5
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さる
かじかんだ手をあたためるわが孫のあかき指先 両手でつつむ
12
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さる
風の音聞こへる窓の外ながめ火鉢の燗をひとり呑むなり
15
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薫智
憎しみは消えずに残り一色の孤独の色に染めあげていく
11
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諏訪真
願わくば水底深く沈め給う 砕けた月の欠片と共に
10
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リンダ
三日月を眺めて送る返信の温度差が違う二人の会話
8
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千紘
「海に還る」夢で聞こえし声の色鮮やかな碧に浮かぶ面影
14
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螢子
この人と生きていかむと決めし夜北の空には星の流るる
9
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