恣翁のお気に入りの歌一覧
螢子
天秤にかけられしこと知り初むる弥生五日の失恋記念日
7
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リンダ
湯気ごしの曇ったレンズ拭きもせず立ち食い蕎麦をすする駅前
9
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うにうに
新月よ聞こえているか 慟哭を許されずただ立つものの息を
20
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うにうに
体勢を低く駆け出せ 哄笑のざわめく森のはるか先まで
9
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螢子
桜花苦楽乗り越え乱舞する幸い来たれ雲吹き飛ばし
10
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まるたまる
人柄を磨く意外に道はない言葉は己そのものと知る
14
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影待みつる
あのころは不良と呼ばれていたけれど居場所を探していただけなのに
5
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中村夜
やわらかい綿毛に手紙くっつけてきみに届くの ねえわかるでしょ?
4
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詠み人知らず
教え子よ 我が背を越えて歩き出せ その角曲がれば春の海有り
8
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詠み人知らず
オパールの中身に散らばるとりどりの春色見つける風軽き午後
10
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向日葵
君に恋してなかったらこの恋も一番だってそう言えたのに
4
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市川ありさ
黄昏れに口笛吹けばふかみどりあなたの長い影が重なる
4
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武谷有人
「彼」じゃなく君は「彼女」と知ったとき焚き火の焔紅くゆらめく
4
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リンダ
思い出の時間のように色あせし枝垂桜の揺れる花びら
9
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卯月
虐待のニュース聞きつつ手の中の子の温もりを抱きしめている
7
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氷魚
会いに行く口実を作ったロッカーへ一冊余計に辞書を並べて
4
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氷魚
なあに?って母音をひとつ忍ばせるそれだけで優しく対話が流れて
17
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葉月きらら☆
菜の花が寄り添って揺れ春の日を感じるようにともに生きゆく
20
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葉月きらら☆
実感はまだわかずともカミサンと言う代名詞味わっている
39
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詠人不知
玉響の今日まぼろしと尽きぬるを いかでたづねむ 空の行方を
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