恣翁のお気に入りの歌一覧
たんぽぽすずめ。
どこかしこ耳を寄せれば特別なしじまに溢るる君の心音
19
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詩月恵
初めての朝から二人知っていたさよならの夜があるということ
15
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山本克夫
ブランコはくさりにつながれてえいえんに飛べない空に泣いた
4
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まるたまる
吾よりも背の高くなり息子抱き「愛くるしいな」とペットのごとく
4
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杏子
食べられず 打ち捨てられし 大根の重なりあいて 土に還りぬ
14
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詠み人知らず
鼻脇に卵の黄身のつきゐるを氣附かず夫の厨房出てくる
7
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リンダ
おつかいを頼んだ父が持ち帰る紙にくるんだ石焼き芋
9
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リンダ
底辺の暮らし慣れおり寝る場所とそこそこの幸あればいいかな
7
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由良
強風で倒れた鉢を起こしつつ痛かったねと花につぶやく
10
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由良
春雷が獣の如く吠えているまるで何かと戦うように
4
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只野ハル
雨上がり砂の降る朝窓ガラス涙の跡を白く残して
6
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只野ハル
切れないでもつれたままの恋の糸ほどいてみるからそっちからもね
12
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ほたる
数日の命を閉じた愛娘切れない糸は今もリアルに
31
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龍翔
二人してベッドの中で猫になる土曜の朝の雨は憂鬱
3
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詠み人知らず
なんでだか私の気持ちを見抜いてるあなたの本音は見えないけれど
3
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Kantの娘
蓮池の水面も震えおののきて春の嵐を打ち仰ぎけり
3
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螢子
君が家の裏の竹やぶざわざわと波の音するこの春嵐に
7
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螢子
まどろみて春嵐聞く日曜の朝のひととき一人の世界
7
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螢子
センバツの入場行進冷めた目で見つめる地家の子等の姿無く
4
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詠み人知らず
困ったように眉をひそめて目を反らす顔さえ愛しく思う大馬鹿
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