詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
松本直哉
木登れど下りられぬ子を抱きとめて肩車してかへる夕暮れ
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コタロー
母の日の母に贈つたカーネーションとても普通で歌にならない
5
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び わ
僅かでも殻をやぶりて前に行く蕾が花にかわるがごとく
15
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び わ
天法は人の力で変えられぬ道ありや問う知恵の袋に
6
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タイム
朝ごはんしっかり食べて出かけよう今日の相手は手ごわいアイツ
8
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野々花
早朝の玄関先に声弾み玉葱下げた翁が笑う
23
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まあさ
何もかも 黄砂かぶって ザラザラの 街をゆっくり 洗い流す雨
26
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野々花
まだ山へ帰れぬ里の鶯にのど飴ひとつ分けてあげたい
21
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恣翁
突く羽根の 屋根より落ちて皆の上 「来よ」のつもりも「打つ」隣宣る
15
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詠み人知らず
後ろ手に 孤独で研いだ刃持つ そんな汝だから守りたくなる
21
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詠み人知らず
やさぐれた あの日のままのきみがいた かける言葉が見つからなくて
17
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詠み人知らず
見た目では 正反対のきみだけど 生い立ち被り もつ親近感
17
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詠み人知らず
頑なにしのび洩らさじ恋心 物や思うときみに問へども
14
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詠み人知らず
懐かしく母の面浮くにもまして つのれる慕情引き寄す月に
15
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秋日好
半分の脳が仮死した明け方に見ていた夢は思い出せない
17
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灰色猫
轟いて散りゆく花火ひと夏の恋の残響として短い宴
18
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灰色猫
夜芽吹く黒薔薇の底燃えているマグマの焔は香りを持たない
21
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灰色猫
例えばね予想通りの人生であったとしても涙はあるの
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灰色猫
お互いに抱き合うことが叶わない針鼠たち言葉も持たず
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灰色猫
あくびから飛び出してきたナマケモノ一日かけて私を撫でる
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