詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
灰色猫
古ぼけた日記帳から零れ落つ水滴みたいな切ない筆跡
21
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コーヤ
金色に実り迎えた田の土手に赤々と燃え曼珠沙華咲く
19
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コーヤ
何気ない日々触れてゆく言の葉に優しいあなたの真心を知る
23
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灰色猫
夕月や鏡貝の如ほの白く逢魔が時に昇りゆきたり
21
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灰色猫
一斉に向日葵たちが蝶々に変わり舞い飛ぶ夏の終焉
20
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リクシアナ
忍びよる秋の夜風の冷たさよ綿の間着に白湯飲むゆうべ
22
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夢士
日中の陽射しに汗の散歩路木陰に入りて秋風を嗅ぐ
19
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絮谷新
「帰らなきゃ」声を渡して秋の陽は駆けゆく子らの残す夕暮れ
15
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灰色猫
虹色の瞳を宿す老人が睡蓮の咲く水辺でうとうと
14
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コーヤ
懐かしき数珠玉見つけ触れてみる採り集めてた昔が浮かぶ
15
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灰色猫
一匹のひぐらしだけが鳴いている夏の終わりと始まりの朝
16
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絮谷新
水溜の波紋明滅頻りたり廣ごる先の遺棄せしものら
12
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コーヤ
野の道で七草の花出会うたびそれぞれの香に心が揺らぐ
16
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詠み人知らず
ふとん上げキャベツ刻んで待つ人は 猫と二人で まだ夢のなか
22
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絮谷新
髭當てし剃刀引かば夜に光る合はせ鏡の少年の婚姻
15
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灰色猫
美しい水色映えるシオカラトンボ澄んだ空から生まれたかのよう
16
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コーヤ
コスモスが陽気に揺れるその中で涼しき声で鈴虫の鳴く
17
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絮谷新
萬華鏡に散りばめられし星の砂覗けば遠き夏の思ひ出
21
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灰色猫
情熱を無くしてしまった旅人よアマゾン川の夢見て眠れ
22
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コーヤ
静寂な闇に艶めく鈴虫の奏でる音色に心満たされ
17
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