詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
KEN
光る鞭 闇に撓らせ 泣き狂ひ 阿修羅は叫ぶ 我鎭めよと
10
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芳立
日ざかりにながめし君をおぼゆればいまも変はらぬ青田なみ打つ
8
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へし切
梅雨明けて 土用の丑は真夏日に うなぎ弁当 ひとり侘しも
15
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灰色猫
涼やかな長良の川の鮎酒に酔いし今宵は天下の夢を
19
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横井 信
歩き出す人の背中に待ちきれず蝉も鳴き出す台風のあと
15
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可不可
捨てられた恋は沈んで海の底 すき透ったり青く光ったり
7
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滝川昌之
さばいてはさばいては焼く鰻屋の炭に落ちるは脂か汗か
21
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詠み人知らず
夏休み隣家にわかに大家族網戸ごし聞こゆ子供達の声
10
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横井 信
梅雨明けに嵐近づく丑の日にタレの香りの漂うホーム
11
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へし切
住む人の去りて空き家の 夏みかん 道辺に熟し 二つ三つ落つ
21
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KEN
うつせみを 木の葉に乘せて 瀬に流す 獨り遊びの 寂しき夏かな
13
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灰色猫
弔いの寺の庭より悲しみの水子想いつ紫陽花を折る
19
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詠み人知らず
冷めたとか嫌いになった訳じゃなく「撤退」したのだ、道なき愛に
7
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横井 信
週末に嵐近づく声を聞く駅のホームは夏色の空
11
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夕夏
じょうしょうきりゅうめがけてながすまきみずのしめったくうきさわやかに
5
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滝川昌之
五日目で覚えた頃にはもう終わる蝉におよばぬラジオ体操
17
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煩悩
海軍の撃墜王が未確認飛行物体にコンタクトを取る
6
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吉野 鮎
むくげ散る朝の道の水たまりふわぁり跳び超す脚長ききみ
12
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灰色猫
深海の魚のようにゆらゆらと愛を求めて歩く東京
22
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吉野 鮎
全方位蝉四重奏響く朝ひさかたの光眞盛りの夏
11
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