ながさきのお気に入りの歌一覧
へし切
もみぢして人のにぎはふ この街も季節しもいたれば 木枯しぞ吹く
14
もっと見る
横井 信
立冬の風に押された踏切で車輪の軋む古い自転車
12
もっと見る
横井 信
雨空の真っ赤に熟れた柿の実の線路の傍にそっと張り出す
15
もっと見る
横井 信
冬鳥の騒ぐこずえを見上げれば落ち葉の下のどんぐりを踏む
13
もっと見る
滝川昌之
珈琲の匂いの吐息 晩秋の朝が乳白色付けだした
16
もっと見る
滝川昌之
もう冬だ手加減しろとシェーバーに懇願しだす俺の顎ひげ
19
もっと見る
滝川昌之
駅前に写真館まだあった頃 千歳飴持つ吾子がいたころ
20
もっと見る
凌霄花
見渡せば錦濃淡広ごれる吉備の平野は秋急ぎ足
16
もっと見る
凌霄花
なんとなく違和感覚えた隣人の踵返えしの残像今も
11
もっと見る
凌霄花
ややこしやひとの心で絡む糸もどかざるとも日にちが薬
14
もっと見る
ななかまど
立冬が来れば早々日は落ちて人や恋しと問えば北風
15
もっと見る
ななかまど
悪しき方へと傾くばかりのガザの街よどみなく吹く憎しみの風
14
もっと見る
ななかまど
ポケットのコインさぐれば霜月の朝の冷気を纏いておりぬ
17
もっと見る
ななかまど
エンジェルは鉛色した雲間より降りて来るらし天使の梯子
15
もっと見る
KEN
時雨降り幾多の輪廻まわす音 森に埋みぬもの達の上
10
もっと見る
KEN
孤高ゆゑ 哀しむ声は 蒼蒼と 疾風に木霊す 磐梯の峰
9
もっと見る
KEN
雨の夜半 亡者憑依し 浮き立ちぬ うつつの隅の 小菊白菊
9
もっと見る
へし切
あの頃は何もなく でも楽しくてしあわせだった そんな夢すら・・・
11
もっと見る
へし切
値上げされ量も減らされ 秋風の千江の浦廻の コンビニ弁当
12
もっと見る
へし切
君の眼は見えているのか その耳は聞こえているのか 苦しむ人の・・・
11
もっと見る
[1]
<<
20
|
21
|
22
|
23
|
24
|
25
|
26
|
27
|
28
|
29
|
30
>>
[2306]