住川幸のお気に入りの歌一覧
せいか
こぼれるよマグマみたいにとろおりとマンション脇に沈む入り日は
3
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りも
天国の水瓶はあとどれくらい残ってますか水無月の空
2
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しづく
みじめさをすぐ歌にするみじめさよ誰かわたしを突き落としてくれ
2
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葡萄
細蟹のいとど張りたる罠知らで月の窓辺を越えて墜ちぬる
20
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あかつき
しとしとと五月雨のうたを聴きながらまどろむ教室「空を飛べたの」
2
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詠み人知らず
知らないと知ってて尋ねる哀しさはどちらの方に比重は傾く
3
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アンリ ミネ
各停で帰る夜には星たちも神話を忘れてバラバラに眠る
8
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いちにのパッパ
自転車の少女の長い黒髪を六月の風が愛しんでいる
5
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しづく
あかねさすむらさきいろのけむりさえくうきにとけてひろがるのでしょう
4
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あまおう
この恋はきみの相手の電源が入ってないため掛かりません
14
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あかつき
幸せも辛さも滲む歌の中たくさんの「君」が想われている
2
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かぐら
夕方のくらげが安値 火をおとし海の牡丹へゆくへいとしさ
1
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佐藤晴
鈍色のかそけき籠に覆われてただこの街は音に溺れる
18
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薫智
何もかも失くして一つだけ残る恋と名付けた小さな痛み
11
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しづく
窓辺にはきらきらひかる六月の思い出ばかりさざめいている
4
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たつかわ梨凰
マニキュアを乱暴に取る夜ゆびは逃れた人魚の鱗に光る
20
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まがね
いたずらな双子が投げる星つぶて一つくらいは打ち返してやるっ
9
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浅草大将
ともに塗る爪には赤いほうせんか色よ落ちるな初雪までは
13
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詠み人知らず
「眼に入れて痛くないよ」と言った眼で「あんた誰だ」と祖母ちゃんはいう
6
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詠み人知らず
永遠にさよならだけどあなたとはどこかの星でいつかまた会う
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