詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
灰色猫
津波へと消えてしまった魂のひとつが私ではないことの懺悔
19
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灰色猫
碧色の君の瞳に射抜かれて鼓動を打って弓響きたり
22
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灰色猫
風吹けば君は太陽もう僕は弾ける間際のシャボン玉だよ
26
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灰色猫
花香る白きブラウス宵闇に筋書き通り汚されてゆく
19
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灰色猫
春眠る蒼き静寂の冷たさの朝に目覚めに時鳥かな
22
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みやこうまし
亡き妻の遺影の前にカーネーション買って供えぬ 子等に代わりて
21
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石川順一
こめかみに激しき痛み風呂の中寺の鐘の音私物と化して
14
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石川順一
尻に来る鋭き痛みフォローする過去を鋭く突いて来る過去を
9
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ながさき
釈尊は 末法の世の 人々に 生きる勇気の 教へ遺せり
25
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葱りんと
なんて事 今日呑む酒が 冷えてない 怒れる私は 正しい堕落者
13
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コーヤ
移ろいの中で生まれる叙情など紡ぎ織り成し絵巻へ記す
18
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コーヤ
山のみち勢よく伸びる若葉との清し語らい心を癒す
18
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沙久
へこんでる心に空気が入りだす「この恋はまだだ。終わっていない」
22
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沙久
絶妙のタイミングで会うキミと僕でも足がすくみ逃げ出していた
15
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詠み人知らず
喝采を浴びて階段登るより 貴女ひとりの 気持ち惹きたい
25
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灰色猫
混ぜ溶いた絵の具が彩度失わず鴉を虹に輝かせますよう
17
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千映
木蓮の木で囁くは何の鳥元気でいい声新婚さんかな
9
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滝川昌之
ハンカチをタオル地にする衣替え 妻の気遣い汗も光らず
28
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千映
九輪草十二単に都忘れ和名の花の大人し気咲く
13
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野々花
花の名を尋ねし人との花談義終えれば正午のチャイムが響く
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