灰色猫のお気に入りの歌一覧
コーヤ
いくつもの バラの吹く息 触れゆけば香に酔いしれて 時を忘するる
16
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コタロー
小さき船大きな夢の帆を張りて風よ吹け吹け大海原へ
4
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藍子
五月雨の少ない日々にさよならし水無月となり雨は何処行く
16
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詠み人知らず
僕好み 濡れた烏の 黒髪よ くすむ茶色に 染めるのは何故
8
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大上
青葉萠ゆ風趣漂ふ古鳥居人は少ねど掃き清められ
9
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沙久
諦める?想い続ける?この恋の天秤どちらを選ぶのだろう
21
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新座の迷い人
夕されば 涼風立ちて 爽やかに メダカ鈴虫 子等の世話をする
17
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中野美雄
山鳩の桑の木末に鳴くなるは吾が慾るきみの聲にかあらむ
8
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まあさ
水無月へ 笑顔を向ける 紫陽花に 五月の風が さよならと言う
18
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詠み人知らず
午後2時に悪魔が来たりて綿棒で 耳掃除する 寝てまうやろが
14
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ながさき
勝つと決め 唱題励む 男の子あり 負けたらあかん!と励まし受けて
24
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紫草
後ろ手にはずし肩紐抜き取れば気まま自在のあわいを得たり
17
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滝川昌之
君ときた四半世紀の山坂は谷もあったがどれも輝く
26
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滝川昌之
ひざまづき指輪をわたす告白を酔って真似する銀の記念日
30
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詠み人知らず
惑うとき我がくちびるの深き皺なぞれば外は降りそむる雨
31
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石川順一
冷麦とチキンラーメン選択肢昼餉の暑さ前者を選ぶ
17
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士心
火を孕み心を砕く君の画の隅にある影を我とは如何に
6
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士心
晴れぬ空 見上げる君の横顔を盗み見るしかできないなんて
10
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士心
出さぬこと決めた手紙を書き溜めて 痛みは余計酷く成り行く
6
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安井シンゴ
夏に入り眩しき空に目を細め日傘の君が買い物に行く
14
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