詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
KEN
飛矢の如 初雁の群れ 一文字 迷ふ夜の後 朝の陽に消ゆ
11
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吉野 鮎
さよならの優しき合圖あの星はあなたのよふに煇りてひとつ
15
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詠み人知らず
ひと夏の麥わら帽子吊りしとき葉月のほてりに潮の香ゆらぐ
11
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滝川昌之
同じ日々紡ぎゆくその尊さを親に刻まれ子に示しゆく
17
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横井 信
上弦の月によりそう星ひとつ 夜明けは遠い週末の空
12
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へし切
誰そ彼と我をな問ひそ年ふれど避らぬ別れに君待つ我を
15
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夢士
一面に雲群れ出でて風流る窓辺に一人虫の音を聞く
12
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うすべに
金色の波の間に間に赤とんぼ 夕陽に漂う羽根のきらめき
10
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滝川昌之
梨狩りより蝉やクワガタ捕る子らに果樹園ちゃっかり虫かごを売る
18
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詠み人知らず
寄り添ふて高く低くと一對の秋蝶の舞ひ影やはらかに
15
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KEN
朝毎に 風に澄むかな 百舌鳥のこえ 彼岸に生うる 葦原の中
13
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へし切
長月の露に濡れつつ君を待つ我を笑ふか有明けの月
13
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横井 信
突然の夜空を染める稲光りまだまだ遠いカミナリの音
10
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恣翁
宅配の来たりて 日乾しの雨傘の陰ゆ 雀の飛び立ちてけり
13
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コタロー
黒猫がブロック塀にピョンと乘り穴に溜まつた水を飮みをり
4
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コタロー
ゴミ出しの朝は決まつて鴉ゐてゴミのネットに哀しげに鳴く
6
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詠み人知らず
友くれし秋海棠の苗はいま淡紅色にひととこ照らす
11
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滝川昌之
名月にならねばならぬこの月の月に尽きない月の使命よ
15
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横井 信
おだやかな風に吹かれて秋花の窓に流れる夏の残響
9
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横井 信
長月のアスファルトから香りたつ夏のおもかげ突然の雨
12
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