詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
灰色猫
もののけの木霊のように小雀は神住む森で夏をさえずり
19
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横井 信
汗が流れる酷暑日もクマゼミはからだ震わせいのちを歌う
10
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夕夏
すみませんいままでいーゆーしょこくとおなじでなくてなぜなんだろう
4
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コタロー
行水をしたる子供のはしやぎ聲聞き耳立てて少し微笑む
9
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コタロー
幼子の息で膨らむシャボン玉フーと吹ゐたら夏空飛んだ
10
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滝川昌之
こだわりの果肉ソースも魅かれるが氷イチゴは駄菓子屋がいい
15
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詠み人知らず
ウイスキーボトルに華やぐ水中花祕めたる愛の水の精めく
11
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KEN
いにしへの 人の呟き 傳ふらむ 夏風の中 令法ざわめく
9
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恣翁
抽斗に置き捨てられし 書き付けの 旧りし句案を 読み返しけり
22
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へし切
吾が庵の狭庭の陰のほたる草 仮のいのちを儚に咲きぬ
15
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詠み人知らず
香港の夜の競馬場今もなおエメラルドグリーン鮮やかであれ
13
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灰色猫
真夏日の幻みたいゆらめいた君は届かぬ逃げ水でした
24
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横井 信
遠くから花火の音が聞こえくる夏の夜の道ゆったり歩く
11
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横井 信
夕暮れに水銀燈がきらめいて取り残される夏の静けさ
11
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可不可
梅雨の捨て台詞みたいな熱低も 隅田の川面に夏の華さく
6
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滝川昌之
つゆ払い野分が往けばたちまちに横綱級の夏空がくる
18
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吉野 鮎
朝霧がゆるくつつみて鎭もれる杜の氣を裂くうぐゐすの聲
12
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詠み人知らず
昏れて落つ花とし生れ沙羅の花散り敷ける白さ儚くもゆかしき
11
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きりはな
空色の帆布に描く夏の雲かつて見た絵は今の未来か
5
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煩悩
歌声がステンドグラスを傳っていくゴスペルが佳境を迎える度に
7
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