幸子のお気に入りの歌一覧
うすべに
夢つれてふたりで買った夏の夜 今日夕立に濡れるふうりん
11
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可不可
アスファルト濡れて乾いて暫くは 立ち止まって涼む生脚
10
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滝川昌之
容赦なく蜂のムサシを焼き尽くす梅雨明け十日のでかい太陽
17
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萱斎院
数ならぬ身とは知れども空蝉の うき世の中にまかせつるかも
8
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萱斎院
はちすばの露のいのちと知りてなほ 結ぶちぎりの果てぞかなしき
9
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うすべに
夕立に うす絹まとう愛宕山 まつりばやしに雨音競う
9
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吉野 鮎
旋囘の機窓に眺む陵の緑陰深き鍵穴意匠
13
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ななかまど
収穫を終えし玉ねぎ下げおれば身を太らせし根のいじけたる
9
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滝川昌之
明けたかと梅雨雲の無き空に問う野分ゆけばとまだ重き南風(はえ)
17
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うすべに
雑踏にきみの背中を探しても 鬼さんこちら手のなるほうへ
12
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可不可
泣きべそが笑顔に追ひ払はれる 空模様だから嬉しいけれど
8
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滝川昌之
ドクドクと軽く握った軍手越し蜥蜴の腹の強き鼓動よ
21
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ななかまど
つばきの名もらいし定め夏椿おもたく散りて岩苔に音
8
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横井 信
まんまるの波紋広がる水たまり そっと広がる雨の歌声
15
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KEN
たましひは きれいな泪を 浮かべつつ 暗くて深い 星を指差す
12
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うすべに
眺めても夜空に消えて帰らない ひとよの夢を追いかけた夏
11
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可不可
名残の雫したたる梅雨の尻尾 ななめ断ち切る真夏のナイフ
11
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滝川昌之
薄日出て水田を駆ける雲の影おびえる稲を抱くアマガエル
21
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滝川昌之
雑念を消し去るために男らは「吉野家」詣で「特盛り」唱う(となう)
18
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灰色猫
この夜も心象たちと旅をする瞳を閉じれば広がる世界
17
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