藍子のお気に入りの歌一覧
滝川昌之
定置網 時化に破れて張り直す 野分恨むか蜘蛛の漁師よ
17
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滝川昌之
バス停を倒す野分を耐え抜いて誰に誇るか落ちぬ渋柿
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滝川昌之
テロップの続くテレビが台風の避難準備とこの街を告ぐ
20
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滝川昌之
嵐まえ虫も鳴かない静けさに子の住む街の無事を祈れば
23
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灰色猫
灯籠に誓いをひとつ灯します君の分まで生き抜くために
23
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灰色猫
やわらかな歌が生まれるこの星の原始の風に吹かれにゆこう
16
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灰色猫
どれだけの挽歌を看取れば終わるだろうこの戦いを断つ戦いは
16
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灰色猫
救うのは容易くないと知っているだけど痛みに呼ばれてるんだ
17
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灰色猫
絶え間なくあなたの愛が降りそそぐ永遠よりもずっと綺麗に
14
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石川順一
ケーキ屋は今日も休みでリニューアルオープンのためしばらく休むと
10
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石川順一
近隣の不動産屋の名称が変わって居るのにようやく気付く
10
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石川順一
窓口は混雑誰かの肘が触れ出入り口から外の世界へ
10
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石川順一
年月日覚えて置けば想起する事は数多に詩想も広がり
10
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KEN
あきの夜は 子宮のやうに やはらかく こおろぎ聞きつ 背中まるめる
13
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KEN
のわけ追ひ かざなみの立つ ちからしば 急ぐ雲影 修羅走る如
17
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KEN
頬杖を つゐて微笑む 野のほとけ 横ふる雨を まぶたに溜めて
21
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KEN
戀文を とかず明かした 雨の夜 今さむざむと 雨のよながに
17
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KEN
秋風に むらさきしきぶ みをゆだね 心つづるか 秋の月の夜
17
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へし切
かむなづき野分きの跡の青空に陽ざし眩しき真夏日の午後
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へし切
雨戸閉じ 荒れる雨風耐え忍び ひとり野分の行き過ぐを待つ
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