千映のお気に入りの歌一覧
へし切
見上げれば冬の夜空に眉月の影冴え冴えと秋にまされり
22
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葱りんと
売っているパック七草水洗い この日は特別ひげ根も食べる
12
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横井 信
新しい靴で踏み出す一歩めは朝陽の中で鳥と語らう
16
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只野ハル
ミキサーの七草粥は薄緑一匙掬い母の口へと
16
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しずく☆・.…。
君という 太陽にそっと 照らされて 私はぐるり 回転して生く
22
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しずく☆・.…。
微かなる 命を乗せてか 赤色の 回転灯が 街を駆けゆく
28
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灰色猫
味わえば失楽園の蜜の味そのふしだらな炎のりんご
26
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滝川昌之
「旧姓に戻りました」の賀状だけまた読み返す男心よ
27
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滝川昌之
昼酒もまだ許される松の内あてを求めて重箱のすみ
22
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滝川昌之
「じゃあね」ってゲートで告げて振り向かず君の街へと飛ぶ吾子の背よ
25
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滝川昌之
沿道に小旗は落ちて韋駄天の若武者たちが過ぐ夢の跡
24
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横井 信
初売りの店を覗けば華やかに心浮き立ち財布も緩む
14
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灰色猫
栗きんとんどうしてレモン入れちゃうの本気の甘さで勝負してよね
20
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花散姫
嫁入りの反物 ハサミ入れる時 そっと写真の母に謝る
9
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滝川昌之
「元気か?」とそれで温もる印刷の賀状のすみの友のくせ字に
27
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夢士
六廻る亥の年迎ゑ指折りつ吾が道照らす孫の標識
16
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滝川昌之
子が帰省 近況ひとつ聴く間なく友が連れ出しいつもの我が家
27
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横井 信
朝のまま夕陽を浴びるクレーンは土の香りに包まれ眠る
14
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横井 信
風に耐え冬の寒さに美しく種を抱いて揺れる枯れ草
17
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灰色猫
年越しの蕎麦に浮かんだえびよえび新たな年を祝っておくれ
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