紫水大夫のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
桃色の形見の日傘さす時はお日様と母の香りがする
18
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詠み人知らず
昨夏に苗をうえたるほおずきのつぼみつけたり盆ちかしかな
11
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詠み人知らず
枕元小さなかなぶんやってきてかおにとまりておおさわぎする
10
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さる
眼に見えて高く伸びゆくわが孫のゆく末祈る老ひゆくわれは
10
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詠み人知らず
二方に散りゆく花の別れかな風の形象をなぞる子供ら
7
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たると
雨上がり 風に街路樹 身を振るい我は雫を浴びる朝かな
6
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杏子
寄る辺なく 揺れる心は ほの暗き風に消されるローソクのごと
9
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やすむ
優しいだけが取り柄なんていうあの人に監禁されて悪口言われたい
5
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加祢
髄までも見透すごとき医者の眼の動かぬ光に抗へもせず
19
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ほたる
ぽたりぽたりと雨粒の土に染みるごと人を恋する梅雨寒の夜
12
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浅草大将
雨音の絶え間絶え間にさみだるるまだ秋も来ぬ夜の虫の声
15
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メガネ
親心思へば悲し愛し子の文読む人の思ひやいかでか
19
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只野ハル
雨が続くらしい閉じたままの窓から金魚のように外を見る
12
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浅草大将
たまゆらの命は昼につき草の夜にひさ方のひかり知らじな
13
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海苔衛門
梅雨あけぬ 夏は來にけり 初蝉の聲染み渡り ふと氣づかるる
6
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村木美月
夏の夜の正気にもどる夢のあと星に願いを月に祈りを
10
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光源氏
ただひとり心殘りの星の宿せめて今宵はあつき思ひに
19
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光源氏
つくせども君に思ひはとどかざり濡らすしとねに心こめども
33
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浅草大将
高照らす日の陰りなきまひる中つと冷たけり風のひとすぢ
15
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たると
戯れに 誰か折りしや ぬかるみに打ち捨てられし 名も知らぬ花
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