詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
灰色猫
晩秋の鐘が鳴りやむ帰り道ひとつの愛がこころに灯る
14
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灰色猫
とめどなくあふれつづける湧水の緑の如き水茎焼や
17
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灰色猫
果のない旅に疲れたその時はわたしのポトフ思い出してね
18
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萱斎院
ながむれば山の端はゆるよこ雲は 消えにし恋のふすぶしたもえ
10
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萱斎院
風わたる 去につるかたを眺むれば うつろふ夢にもみづる浅茅
14
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灰色猫
淡海をつがいで泳ぐかいつぶり子らを背に乗せ冬を待ちおり
23
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灰色猫
憔悴し言の葉ひとつ生み出せず新たに湧き立つ渇望を待つ
20
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ラベンダー
氷雨降る 濁り空飛ぶ 鷺が二羽 早く着け着け 暖かな巣へ
25
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吉野 鮎
流れゆく流されてゆく冬空の雲の意匠は意思あるさまに
21
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滝川昌之
差し出したカイロ代わりのコーヒーを君の小さな両手が包む
30
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へし切
流れ逝く時のまにまの吾が身かな風にたわむれ星と語らふ
24
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ふじこ
富士見湖の水面にしづく舞橋やいつぞ飛び立つ田鶴にかはりて
18
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へし切
暗闇に誰が泣く声やもがり笛ひとり聞く夜は膝を抱きぬ
24
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石川順一
更新の時間が長くて土曜日の朝は室内走りしのげり
11
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詠み人知らず
友見する 「秋色いっぱい詰め合わせ」 哀しきまでに美しく澄み
13
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灰色猫
生きてゆく貰った恩を大切にいつかだれかに託せるように
21
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灰色猫
もう消えてしまいたいと願う夜をいくつ渡れば救われますか
17
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灰色猫
愛してるあなたの声が泣いている築いてゆける手をとりあえる
19
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滝川昌之
休日の町内清掃 手を止めて集めているのは近所の噂
28
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千映
日本語の乱れに呆れ母の手がテレビのせいで進まぬ食事
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