幸子のお気に入りの歌一覧
吉野 鮎
汝が病 寛解の今をあゆむ旅水平線に黄金の帶兆す
16
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横井 信
窓の外 流れる野辺に咲く花を眺めまどろむ 車に揺られ
12
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横井 信
どこへ行く列車なのかと問うてみる朝日に向かい延びる線路に
17
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横井 信
なぜここを歩いているかわからずに空を見上げる夢を見ていた
18
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灰色猫
浮かんでは消える言葉が降りそそぐ未完の歌は未完のままで
31
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詠み人知らず
笹の舟 誰の思ひをのせたるや 見守られもせで河のまにまに
16
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リクシアナ
春の霜とけて蒼空映す田に白鳥群れて落ち穂ついばむ
23
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詠み人知らず
己こそ勝手気儘に詠ずれど 他には持ち味揮ふを期せり
14
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詠み人知らず
酔ひぬがに ゆらりゆらめく足取りも 創作の舞 人像の美と
11
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詠み人知らず
くたびれて今日を閉じれば天窓に瞬く星が「お疲れ!」くれた
15
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秋日好
突然の二十六度の小夏日に桜に追いつきブルーベル咲く
16
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秋日好
コンピュータハッキングされ誤作動が止められなくなる悪夢もあって
12
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詠み人知らず
疑わず犬に前あし乗せる所作「オテ」と教えた手と口を持ち
9
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秋日好
見ていたい看ていたいから出かけないくだらぬテレビを観続けている
11
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詠み人知らず
切り忘れ他の場所より長い親ゆびの爪もつ我がひだりがわ
8
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ななかまど
つくづくと時の流れに逆らえず気になる重み五インチの箱
8
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滝川昌之
砂抜きをされるアサリの黙秘権 故郷の記憶は意地でも吐かぬ
20
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詠み人知らず
熟慮して言葉返さむ 傷つけまい 同じき轍踏む愚ぞ犯すまい
10
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詠み人知らず
膝抱きて闇に惑ふも澄みし音に続きて来べきしののめ待たむ
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詠み人知らず
トラックの陰で額のタオル解き地下足袋のまま胡座で昼餉
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