詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
ラベンダー
母親が 生きている夢 よく見るが 炉に入り骨に なったが事実
17
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滝川昌之
不自由と感じる日々の繁忙もいつか愛しく偲ぶだろうか
26
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へし切
月影に宵のむら雲冴えまさり独り寝る夜のこころ凍らせ
27
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石川順一
掃除されすっきりとした部屋に居る紙がたまれば請求書のよう
15
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詠み人知らず
雪囲い 雪に吹かれて懸命な庭師の方へ 熱い茶を煎れ
9
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inosann
幾つかの変身パターン持っている本当の吾を誰も知らない
18
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月虹
踏み出した一歩に全てを託すから二人飛び立つナチュラルターン
27
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半格斎
艷声でねだられる声振り向けば 背かきたまえむと手招きの妻
13
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石川順一
冬の蚊の飛行は次第に低下して消え行く定め牛丼の夕
13
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石川順一
髭剃らぬ身分で聞こえる皿洗い氷をとる音行き帰りかな
11
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へし切
しがらみに流れもあへぬ憂き身かなままならぬ世よままならぬ意よ
23
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夢士
懐かしの歌声聞こゆ耳の下眠れぬ夜るの深夜便かな
12
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夢士
両の手で苺を掴む早わざにきゃーと言うこゑ誕生ケーキ
15
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滝川昌之
冷えた手をストーブの上で暖めてまた洗い物 「勤労感謝」
21
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inosann
伊之助の「のこった」の声に嘉風は張り手に構わず突進したり
18
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吉野 鮎
酒藏の海鼠壁つづく細き路地「貸しガレージ」とシャッター閉まる
14
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吉野 鮎
通るたび汚されてゆくうらぶれたポリボックスの赤き座蒲團
16
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ふじこ
枯ら声と鈴の音重ぬ尾花野に坊の涙もなくぞなからむ
16
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秋日好
培養土袋を積んだ一輪車立ち往生しぬかるみ横転
10
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秋日好
広重の刷り絵の如き輪郭と黄みの混ざった青に三日月
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