聴雨のお気に入りの歌一覧
平 美盛
幸福は 何時でも其処で 笑ってる それに気付かぬ 私は愚か
5
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下地杏
記憶など持たないで咲く来年の桜よきっと美しくあれ
5
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螢子
辻々の雛にしとしと雨の降り傘差し掛ける翁の気遣い
14
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羽
春という本のはじめのページには飛行機雲のしおりをはさむ
34
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三沢左右
散る花に去りゆく春とも思はれず待たる皐月の黄金週間
11
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神谷あを
人知れず積もりゆくなり本棚を覆う埃の如くに罪は
7
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神谷あを
日本語の座り心地の良い椅子の一つとして短歌はありけり
8
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神谷あを
まだ何も盛られていないお茶碗に明るい窓と逆さのわたしと
3
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悠々
山も見づ桜も見ぬに春逝くと惜しめばきみの帯に花咲く
20
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螢子
峪わたる鶯の声に迎へられ墓参の我等心和むる
12
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螢子
逢いみての現在の心は変わらじと思ふがままに過ぎゆきし時
10
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詠み人知らず
たおやかに 頭を上げる 根なし花 儚きものと 哀れむものか
3
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楓
春の雪花びら凍る花壇にも蕾のままで陽射し待つ日々
8
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悠々
幾重にも波を重ねて春の海われにつたへし愁ひの有りや
23
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芳立
うすべにの散り敷く路にくれなゐのそほつ柔肌ひめの葉桜
14
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猿ノ丞狂介
こづたへばおのがまかせに散る花を何様としてここら飛ぶらむ
8
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庭鳥
予備校の模試の話題で盛り上がるふたつ隣で歌とコーヒー
10
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粕春大君
卯月てふ時にしあれど雪の降る空 白虹は日を貫けり
17
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水葉
すれ違い言葉交わせず逢えぬ日も想い抱きつ香を抱きつつ
9
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御崎 耕
醜さに酔うな弱さに溺れるな昏き言の葉詠うのならば
55
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