詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
松本直哉
亡き母の愛でし雪柳の花の今日山の辺にさきそめにけり
9
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野々花
産まれたくなかったなんて罪深き言葉吐きつつ生きてたあの頃・・・・
19
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澄舟
盃の向こうは彼岸赤い花のみを集めて肴に添えぬ
18
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恣翁
軽やかな空気を揺らし 娘らの 猫の戯るがに 花を摘みたり
25
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葱りんと
新人の 張り切る声が スパイスに だれた職場の 味引き締まる
17
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和月
「やれ、椿。控えめなれど麗しい」 語り掛けしは 山茶花の笑み
6
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藤久崇
開き出でし 花の小児は 白玉の 露の産湯に 潤い咲きけり
14
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灰色猫
花柄のパジャマをまとう母親がほんのり少女を夢見て眠る
26
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牡丹鏡
雨すらも 憐れむことの ないこの身 いっそ陽を浴び 焼かれ天まで
7
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牡丹鏡
いつまでも 咲くことのない つぼみ持ち 夢と現と 行き来果て伏し
5
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牡丹鏡
時を超え その手を握る 夢の夢 時雨この世は 決して見えずに
7
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吉野 鮎
砂に刷く波紋に殘る斑雪寄せる波頭の飛沫にも似て
14
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inosann
バイト行く娘みおくる玄関に路面をたたく雨足を見る
22
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秋日好
「ああ、はれ」と梅花見上げて胸抑え隣の君と分かち合えたら
17
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秋日好
純白の花吹雪浴ぶ帰り道華々しきこと欠片もなくて
25
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石川順一
店内で読者投稿欄を読む詩の奥深さ味わい歩く
17
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まあさ
半分の 思い出にすがる ことさえも 許さないよと いうような雨
17
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なかしぃ卿
失つて初めて分かる大切な人ぞ今こそ気に掛けてとや
9
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詠み人知らず
曇天の桜花の記憶と重なりて胸騒ぎせし父母の諍い
23
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雪柊
悠久の理知るか薄紅の櫻花は匂ふ春が來る度
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