詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
灰色猫
守りたいものを守れる肉体できちんと作られ生まれ落ちたよ
14
もっと見る
横井 信
夜が明けて風はやさしく運び去る途切れ途切れの昨夜の記憶
14
もっと見る
横井 信
草むらにヌスビトハギをひっつけて転んだ僕を月は見下ろす
11
もっと見る
へし切
誰や知る灯りの消へた街に住む野分きの後の人の苦しみ
14
もっと見る
横井 信
歩き出す朝陽の中に刈たての稲田に香る風の挨拶
12
もっと見る
へし切
枯れはつる尾花が下の思ひ草はかな憂き身の露のよすがや
14
もっと見る
コタロー
麥藁の帽子にタオル腰に附け農夫鍬打ち畑耕す
4
もっと見る
コタロー
まさをなる空を泳ぎぬ鰯雲見知らぬ人に「おはやう」貰ふ
9
もっと見る
コタロー
釣りをする少年リールを卷きながら茜の空と勝負するなり
8
もっと見る
ななかまど
秋の字をかしらに置いて清楚なり秋明菊は粗相なく咲く
5
もっと見る
滝川昌之
名月は雲の隙間に欠片だけ飯に埋もれた栗ほどの黄よ
18
もっと見る
詠み人知らず
尾花剪り秋の風情を活け見れば月の明かりが恋しと撓う
17
もっと見る
うすべに
あかつきの月の涙のひとしずく 葉先にやどる消えゆくものを
11
もっと見る
KEN
いざよひが ただすべらかに 流れ去る 時の川面の 澪亂さずに
14
もっと見る
び わ
難聴で障害者手帳申請す八十一で障害者とは
4
もっと見る
KEN
子をかばふ 野邊の豬影 柔らかく 幼き頃を 思ふ秋かな
15
もっと見る
横井 信
はらペコの子猫もじっと待っている釣り竿ならぶ秋の堤防
15
もっと見る
へし切
日の暮れの早きに秋のおとずれを夜には秋の虫の声を聴き
10
もっと見る
つゆふみ
背びれあるあの剣竜も身を捨てて守る小さな命を 僕も
7
もっと見る
つゆふみ
その土は三十年後県外へ「どこへ」でなくて「いつを起点に」
8
もっと見る
[1]
<<
18
|
19
|
20
|
21
|
22
|
23
|
24
|
25
|
26
|
27
|
28
>>
[159]