詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
灰色猫
どうしても恋をするからどうしても夢中になるから傷だらけでいい
18
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千映
大寒にコート脱ぎすて大手振り冬忘れたり顔緩みたり
14
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コタロー
目覺ましの時計の針を春にしてそろそろ冬眠起きる頃かな
7
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内藤芽亞
熱っぽい少女のせきに合わせぽこぺこと黒豆煮立ってる午後
9
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詠み人知らず
とじられたシュガー・ポットの哀しみをお皿にのせて甘くなかせて
11
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詠み人知らず
邪を切る青玻璃の麻の目のグラスの紋樣 手に光る午前
13
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詠み人知らず
語りさし継ぎ足してゆくパッチワークいびつも味と 持ち寄り縫えば
10
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石川順一
感覚は当てにならない舌の先口内炎の出来る部位かな
6
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灰色猫
風となりぼくはあなたを守りたい勇気をくれたその微笑みを
15
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灰色猫
言の葉に心抉られ傷跡を癒やすもやはり言葉でしょうか
16
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銀
最果てと呼ばれる土地へゆくみたい星もないのに空ばかり見て
7
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秋日好
書きとめた断片集め散りばめて君のキルトを作ってみたいな
17
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び わ
禅にいうすべての物は空なりと仮想の空を旅しておるか
5
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詠み人知らず
きみは赤 手のさき広げる松竹梅 私は青の 直ぐの麻模様
13
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滝川昌之
復唱の語尾跳ね上がるアルバイト マニュアルの笑みにアドリブはない
21
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灰色猫
沢山のお魚たちのお弔い鱗の雲が焼かれてゆくの
16
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灰色猫
恋なんて淡雪みたい儚いね一緒に枯れゆく花になろうね
16
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灰色猫
マシュマロと名前をつけてあげましたときどき鋭いその肉球に
16
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Chico
かなしみに滋養強壯恢復に圧してゐるのだ 猫の肉球
18
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Chico
消えのこるひとのかなしみ リノリウム 掃除夫のひとつところを念入りに
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