市川春水のお気に入りの歌一覧
桜園
初めての友に会う日は黒髪に好みし薔薇水ふりかけてゆく
20
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みやこうまし
銀杏散る木暮の道は金茶色踏めば奏でる惜別の音
7
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浅草大将
沖つ辺をこぎりに船の影見えで笛のみわたる冬のうなばら
13
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桜園
師走ゆえいそぐか桃の寒ぼたん藁だての中あざやかに咲きぬ
18
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桜園
葉裏には文字も書けりる多羅葉にいにしえ人は恋歌書くらむ
13
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みやこうまし
降り落ちる紅葉ひとひら手にうけてかすかに残る温味愛しむ
14
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浅草大将
幾そ度まつ風さむき夜をふれどつれなき雨は雨のままにて
8
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光源氏
思ひしかばはかなの夢の身の上に幽かにひびく君が笛の音
11
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桜園
夜もみじを見守るごとくそびえ立つ五重の塔を照らす望月
18
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文麿
落ち葉卷きみぞれ吹きつけ點る燈に君待つところ搜しあぐねつ
7
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デラモルテ
在りし日の笑まひは今もにほひけり花面影の夢の逢瀬に
7
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恵
音も無く落ち来る雪を見上げおり そうかそうなんだ叶わなかったんだ
29
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薫智
孤独とはひとりで過ごすことでなく生かされてると忘れてる時
170
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桜園
住職の勧めしもみじを撮りたればやはらかき朱に心も染むなり
15
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桜園
菩提寺の表参道に散り敷けるもみじの紅をふみふみ帰る
25
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光源氏
常よりもつらしとぞ見むもみぢ葉のまつよりほかのなぐさめもなき
12
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あまおう
透明な林檎をかじるきみの目が虚ろに閉じる退屈な毒
12
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みやこうまし
時雨去り残る雨あと水鏡小枝写してもみじ葉揺れぬ
12
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光源氏
いづこにて君や待つらむ世の中にしばしいとしき冬の残照
17
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あまおう
夜遅く詠んでますから起こさずにこっそり置いておきます恋歌
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