恣翁のお気に入りの歌一覧
狭霧
汝が世にまた幾度も忍冬 匂い零るる季を祈らん
6
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笑能子
初夏の底日輪見上げ物思い人の心の捩くれ加減
2
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杉浪
ほろ酔いで 上手に歌えど 虚しくて 心の中は 五月雨の様
2
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只野ハル
窓伝う雨の雫に想像の恋も綴れぬ朝の憂鬱
4
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只野ハル
ひまわりの雨傘差して急ぎ足夏を迎えに行くかのように
5
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笑能子
雨の底静かに自分を聴いている憂さなど色々洗い流しつ
2
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螢子
木漏れ日を浴びて少女は笛を吹く楓若葉はさやかに揺るる
12
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沙枝
きみとなら東急ハンズで工具だけずっと見ているデートでもいい
16
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武田シンノスケ
ランドセルカラカラ鳴らし帰る道どんなことでも面白かった
4
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田中ましろ
にんげんはよくできてるねかなしみもやがてはしょうかできるのだから
5
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ふきのとう
草を刈る夫の背中にしがみつき甘える孫の響ける声よ
4
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さる
雨に濡れ紫陽花映える葉脈にいのちいきいき通ふなりけり
7
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狭霧
降る雨にしずく湛えて天鵞絨のまろき梅の実息づきにけり
13
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薫智
あてもなくただ黙々とペダルこぐ遠くへゆけばそれでよかった
20
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蓮見
今風の パーマを初めて あててみた 淡い期待の 寝癖みたいだ
5
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蓮見
一度だけ わたしの頬に 触れた君 思わせぶりの 蝉が鳴くころ
23
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みやこうまし
おおないに肩たたき合い慰めを交わしあえない悲しき玩具
7
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横雲
どくだみの花摘む指に残る香や草のゆかりの懐かしきかな
17
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光源氏
ありのまま感じたままとふれ置きて言葉を選ぶ浅はかな術
7
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沙枝
可愛いと夫と子には言わせてる三十路をとうに過ぎた女は
2
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