詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
林林
恥ずかしいのはお料理そのものでなく母からの愛顕になること
23
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秋日好
去る友にリボンで束ねたヒヤシンス花の匂いが目尻に残る
24
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千映
故郷を京にもつ吾が今一度良さをゆくりと味わえる歳
12
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inosann
海原を一艘の漁船すべるごとに舳先上向けば今にも飛ばんか
23
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沙久
どれどれ、とおでことおでこをくっつけて体温読み取る母の額よ
29
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秋日好
フィギュア・ペア「男がうまい」と呟いた夫婦の嬉しいシンクロ具合
17
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千映
古漬けの胡瓜の漬物美味しそう義歯で上手にパン食の中
11
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松本直哉
なにもかもなげうち春の野にいでていちにちあそび惚けてゐたし
13
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滝川昌之
立ち止まり ピカピカたちの 入学へ 時を合わせる やさしい桜
23
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まあさ
いつまでも 語り続けて いたかった 十五の春の 夢物語
22
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詠み人知らず
Tシャツが破れたような傷なのに痛くないのか緋色の鯉よ
21
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片井俊二
コーヒーの香り立つなかレシートに詩を書きとめる安らぎのとき
14
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夢士
雨止みて桜いかにと下調べ花も縮みて寒さ身に凍む
19
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夢士
恒例の桜祭りや雨降りて警備の人と一分の桜
19
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万陽
ぶかぶかの 制服に袖を 通しつつ得意げな吾娘の 入園の朝
20
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まあさ
軽やかな 四月のリズムに 誘われて 紋白蝶が 舞う昼下がり
21
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リクシアナ
春の月あまく蕩ける飴の輪を噛んで砕いて三月は去る
27
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万陽
桜木に 野鳥が数羽 とまり来て花はまだかと 急かしさえずる
13
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沙久
柔らかな手を伸ばす君のその先に真っ白なキャンバスが広がるよ
23
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洩矢転石
絵日記にそらの絵ばかり描いているぼくの絵の具は青ばかり減る
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