日向猫のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
マティーニのグラスに残るオリーブは冥王星の孤独にも似て
27
もっと見る
薫智
「さよなら」とおわりの言葉告げるよう絡めた指がほどかれていく
23
もっと見る
詠み人知らず
真っ直ぐに伸びゆく枝の先々に小さな恋を実らす桜桃
26
もっと見る
詠み人知らず
すぐ溶けて形なくなる意志もいい 逢っちゃならない今日だけ会おう
12
もっと見る
桜園
朝顔の種のとりもつ縁ありて芽出れば縁も育まれゆく
21
もっと見る
恣翁
六月の青嵐吹く川堤 泥の木陰に臥し睡らばや
39
もっと見る
詠み人知らず
リア充の「充」の中身を覗きしが「実」体のない見え見えの見栄
13
もっと見る
田中悟
手を繋ぐ余裕もなくて気付いたら指を掴んでいた帰り道
5
もっと見る
詠み人知らず
髪を染めスーツでしゃがむ青年に あるはずもない肉と精神
8
もっと見る
田中悟
小さくていつかは消える悲しみをうっかり僕は握り締めてた
3
もっと見る
文麿
レッスンは樂しからずやぎこちなき音を導きやがて響ける
10
もっと見る
詠み人知らず
忘れられ埃かぶった誕生日 そっと私は自分に詫びる
14
もっと見る
詠み人知らず
夜明け前ほほ擦り寄せて鰹節を ねだる桃子は少し迷惑
14
もっと見る
もなca
押し寄せるひかりの春に戸惑いて様子うかがう猫の憂鬱
27
もっと見る
詠み人知らず
どことなく大きくなって帰国した君の心の青い地球儀
43
もっと見る
樹 沙羅
君からのメールにだけは音が付く笑いもクセもいつもの調子で
7
もっと見る
詠み人知らず
慎重に土鍋でご飯炊く夜を知ってるようにあの人が来る
22
もっと見る
もなca
苦しくて泣きたい時に文字数を数える吾はかなりおかしい
36
もっと見る
あまおう
春になる境界線がないことを踏まえて恋を説明しなさい。
43
もっと見る
恵
冬空にレースのごとき枝を張る桜に小さき芽を見つけおり
28
もっと見る
[1]
<<
219
|
220
|
221
|
222
|
223
|
224
|
225
|
226
|
227
|
228
|
229
>>
[229]