恣翁のお気に入りの歌一覧
海月琉珠
惣菜をつまんでビール飲み干しておひとりさまの夜は更けゆく
3
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透子
夏空に蒼き氷を愛でる君雫に濡れし指ぞ愛しき
7
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東雲の月
独り寝の広き部屋へと聞こえ来る雨だれそっと寝返りて聴く
7
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半格斎
夏梅の葉白を搖らす風に添へ篠突く雨は降り止まづして
17
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トノゴジラ
病み上がり吾も其ならむや抜けるよな青く澄みたる雨上がりの空
4
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詠み人知らず
緋色燃ゆ 夕陽を覆ひ 隠すよに 紫苑の幕を 閉じる落陽
9
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詠み人知らず
この景色 記憶の中の 片隅の 前世を生きた 微かなかけら
5
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あそびくも
細瓜の青みづみづし丸かぶり音涼やかに香り立つ夏
49
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在原紀之
雨音に響き渡りし閑けさがいとど染みゆく紫陽花の青
9
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栞(しおり)
痩せているようで意外にぽっこりと膨らむお腹に頬乗せ「おやすみ」
3
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透子
こんな日は風切羽も慾しからうあなたのもとへ舞ひ降りんため
3
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葵の助
海パンやゴム入りタオルに子の名前歪みつつ書く 水放ち、夏
4
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半格斎
まなうらに殘るおもひやたらちねの心わたさむ子にも孫にも
13
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葵の助
パパもっとかっこいいだろそんなことないよそっくりだよと父の日
2
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葵の助
母の日に描かれる顔になる我と子を包み込む風みどり色
4
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葵の助
いつの間に乳の匂いも消えた子は裸足で風をつかまえていた
3
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逢
捨てられたかなしみをすべて受けとめているから海は冷たいのだろう
31
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透子
窓枠と硝子で切り取る静寂に独り歌いて待ちいる夜明け
5
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透子
この肌に触れたことさえないくせに心に触れた指の温みよ
25
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falcon
窓辺とふ夏虫ほのか尾をひきて飛びゆく方にあはき月かげ
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