聴雨のお気に入りの歌一覧
悠々
狂ひゆく寒きこころは驅けめぐる春の荒野の涯しなき道
12
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光源氏
吉野山夜のしじまに我ありと君に告げなむ八重のはなむら
16
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島祝
谷川の絶えて久しくなりぬれど三年の後に戻る流れよ
9
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まるたまる
信じてもいいのね?あなたの暖かさもう霙とか落さないでね
12
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芳立
春雨のやみぬる空はいづこまで碧やわたれるけふいたづらに
9
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薫智
先頭に立って初めて気づく風受け止めていくどんな風でも
13
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銀ねず
やわらかな日差しに包まれた春よ それでも死刑は執行される
8
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山桃
樫の花貧しき森に黄金のあやかし開く春の妻問い
13
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銀ねず
疲れゐる体をそこに横たへてまた来世など言ひつつ眠る
4
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羽
鳥の音が春麗などと聞こえくる朝は遠くにシニョンがゆれる
10
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ころすけ
五年後の二人について語り合う部屋にともった赤のキャンドル
9
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ほたる
うたかたの消え行く恋にお似合いの晩春重く、夏は眩しく
6
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芳立
春の鳥こゑな聞かせそたそかれになぐさみすてむ君にあらねば
14
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粕春大君
難波潟波間に出ずる葭の芽もはる待つ恋を人の知るらむ
20
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有為
おかえりとつぶやく夜や星屑も地球も花もみな宇宙の子
7
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只野ハル
初蛙雨の止み間の夜に鳴き雲間の月はまだ傘の中
16
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庭鳥
雨に濡れ重さ増したり八重桜簪飾り装いて立つ
12
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只野ハル
頬杖は我慢強く点滅するカーソルが歌になるのを待つ
9
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でくのぼう
陽と月とわけたる絲杉の星月夜蕪村に挑むゴッホの俳句哉
8
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虹雲
地に這いて空に手伸ばし舞う人の指の太さよ農は芸術
9
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