恣翁のお気に入りの歌一覧
晴流奏
とりあえず現状維持のありふれた幸せがある今日は尊い
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透子
なき方も拙い蝉の声がする強がるわたしとおなじ泣き方
3
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七色コイン
友は言う「心病むから詠える」と 僕もそうだよ 及ばないけど
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白亜
内に在る婆沙羅のこころ解き放ち 友待つ夜に響かせてしがな
8
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きさ
悲しみを抱えて眠りたい夜はざあざあと降る雨がやさしい
8
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うらん
ホワイトのネイルに変えて指先を、まっすぐ伸ばし押すエレベーター
2
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けにちん
コチコチと右回る針は停められず今を置き去りにして生きてる
4
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元円
怖くても不格好でも踏み出した小さな一歩で自由を知った
5
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たえなかすず
わたくしに沿ってピアスをはじくのは誰かの蒔いたたぶんひまわり
3
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サセボ
追った背が見えなくなるともこの船はまだある先へ漕ぎ出さなければ
4
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葵の助
プーさんをテレビに映せばちょこんっと壁にもたれて子ら並んでる
2
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ゆうくん
向日葵の 頭ひとつの 高さから 聴こえる歌は アンデスの風
4
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白川剛
夕立ちて雨風すさぶわが庭のひまはりしげくかうべ振るなり
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ケンイチ
旅立ちのこころを決めし夕空は仄かに赤み日暮しの鳴く
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ねずみ
鮮やかな 浴衣横目に 地藏盆母のお古に 泪 一粒
8
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ねずみ
蜩の聲が夕闇歎くのは無慈悲に時が 流れゆくから
4
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原 沙良葉
両眼から水が落つるを感じつつおなかのにくをつまむ二十時
3
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あそびくも
階下には繁く巻きつる青庇わが足許に朝顔の笑み
10
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由良
雨が振りそうな暗い空なんて見ないでセミは鳴き続けてる
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花梨
夕立に濡れて色づく夕顏を手折りて歌ふひとひらの恋
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