恣翁のお気に入りの歌一覧
酒井景二朗
青空を見上げ舌打ち繰り返す私も所詮自己愛の人
3
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酒井景二朗
情けない寢落ちの夜は月影を部屋に招いて愚癡ひとくさり
2
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あそびくも
目を伏せて頬赤らめてさつと閉づ手帳の中の若き歌詠み
20
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葵の助
指先が触れただけでも嬉しかった人の腰に湿布貼ってる
48
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葵の助
おにぎりを息子と食べた公園のベンチで昔あたしキスした
9
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卯月
わたしなど居ても居なくてもいいでせう流しの隅に棄てる残飯
8
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N.Y
癒えることの無き悲しみが波になる寄せては返す愛の数だけ
11
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さくらこ
暗き朝に雨の匂ひの満ちたるを何処で君の泣くと覚ゆる
10
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さくらこ
お終いの夏を探してくるぶしのてっぺんあたりで迷っています
5
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横雲
犬蓼に風立つ野辺の朝まだき色づく雲に何を問はまし
8
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横雲
歌ふなと赤ままの花詠ひたる重治の忌も過ぎ行きし秋
3
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葵の助
海の味それとも空の味だった?左の前歯が青に染まれり
1
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うらん
君となら 紺のゆかたで歩くのに 花火の音は大砲に似て
4
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詠み人知らず
引きこもる友の息子が行きだしたわれのさがした支援の会に
4
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こぐまじゅんこ
充電池忘れてたんだという息子心配かけてごめんと一言
3
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ゆうくん
秋風の海を 泳いで 空のはて 小鯵の雲は 青空に消え
6
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N.Y
こわごわと両手にのせて差し出した紅葉の葉ごと抱き寄せた秋
9
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聴雨
まだ青き栗の実みつけ語り出す寡黙な人の記憶のひと日
20
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聴雨
去る人を見送る人の目に浮かぶ計り知れない涙のふかみ
6
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聴雨
雨落ちに天寿全うせし蝉の野辺の送りになづむ夕暮れ
9
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