恣翁のお気に入りの歌一覧
今村りいこ
秋祭り地歌舞伎役者 「ケチャップだ!」 仕込みし血糊子に叫ばれる
4
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みなみぐち
盲目のひとが凹凸確かめるようにあなたの鼻梁に触れる
3
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ほたる
カレンダー一枚やぶり紙くずになってしまったわたしの八月
16
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トノゴジラ
紅の朝な夕なに吹く風はゆるりと夏の幕を引くかな
5
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詠み人知らず
ふたつ身となりて實家に歸る娘に寄り添ふ婿の眼は涼し
15
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あき
解らずに胸がつかえる日の入りにきゅいと鹿鳴く簡単そうに
12
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詠み人知らず
二度三度失敗しても良いじゃない揺がぬ心そこに我有り
2
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一
すこしずつ変わろう 雨の音よりも静に泣けるようになるまで
7
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あそびくも
暑気盛るころの歌々さかのぼり今日は暮れ行く夏を惜しまむ
21
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今村りいこ
はにかんだ子の横顔が幼き日写真に残る私を写す
3
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鴫沢葦穂
空蝉のぶらさがりをり大口を開けし狛犬の左の耳に
18
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今村りいこ
アルバムの整理をすると写真見てその手が止まるいつものごとく
7
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トノゴジラ
いつの間に聞こえぬ夏の朝の声新たな声は土に眠るや
3
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今村りいこ
記憶なき青あざにさえやさしさとなみだをそそぐ星降る夜よ
3
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トノゴジラ
テグの空誰より遠くハンマーを投げて掲げし日の丸高く
1
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トノゴジラ
影だけは長く伸びれど今日もまた真夏居座る温度計かな
3
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染季
砂屑をさらう白波指の間をこぼれ落ちては夏よ往くなと
6
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ふきのとう
長月の冷雨降る朝病室の手荷物抱え母との別れ
16
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今村りいこ
糸月にこころをしづめ肉体のうちにひそみし刃を削る
4
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詠み人知らず
こ(子)の幸が永遠であれよと祈る時過ぎし痛みも懷かしきかな
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