恣翁のお気に入りの歌一覧
月澄
朝顔の蕾ひとつをほころばす心慰む野分の朝
10
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山桃
草ひばり夕べの夢を忘れかねうつつ薄れる朝霧の庭
17
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さる
秋晴れに散歩の歩み杖つきて老いし夫婦は昔語りつ
6
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詠み人知らず
咲きそめし萩の花おうしじみ蝶とまりし羽に秋風の吹く
21
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詠み人知らず
荒れ狂う友の息子をなだめつつ進む道をば導きながら
8
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笑能子
淡々とひと日が過ぎて思うのは人の縁のその不思議さか
4
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たんぽぽすずめ。
老ふ事の許容の少しづつ増える花の名覚ゆる道を愛でしも
17
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らいじん
波と来し波に消えゆく足跡やみなみ風吹く稲村の浜
6
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麻倉ゆえ
言霊は真似ることすら叶わない特に初見の時の衝撃
7
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遥歌
雨音は隣人の氣配かき消して向き合ふはこの心のみなり
4
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ねずみ
幾萬の生命の上に在る身ゆゑ粗末に出來ぬ 吾の運命
6
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まるたまる
長月は雨上がり毎に深まりて今夜初めてこおろぎの鳴く
14
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わらこ
指先が伝えた恋を指先で実感している君の手の中
5
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ふきのとう
黄金の稲穂は重く頭垂れ刈り入れ待ちて夕日に染まる
16
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たんぽぽすずめ。
どの業も受けて誠の生抱けば横浜だとて北へ繋がる
11
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今村りいこ
荒々しきみの手もくちも神がかる祭の余波か乳房が痛ひ
2
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山桃
またひとつあきらめたものあり今朝の秋稲穂わたれる涼しき風よ
18
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たんぽぽすずめ。
畑から零れて白き星粒が昇るが如きにらの花かな
17
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ケンイチ
長き夜に朧となりし月見れば枯れ初む草の歌はかなしき
23
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聴雨
久方の月かたぶきぬ山ぎはにしづむは深きわが思ひかな
18
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