灰色猫のお気に入りの歌一覧
千映
強烈な暑さに似合う百日紅曇天 靄には辛そうに見え
10
もっと見る
千映
かどに出す床机に蚊取り線香がちょっと煙たい夕涼みかな
12
もっと見る
中野美雄
我とあの星 素粒子どうし同調し 光り合ってるとおもう幸せ
6
もっと見る
林林
編みかけの毛糸が三つありました何を作りたかったか母よ
23
もっと見る
恣翁
尾根を越え シャツもパンツも染めつなる インディゴブルーの風の吹きたり
19
もっと見る
二厘
ひさびさに会って撫でてはみたものの実家の犬の齢をしらない
7
もっと見る
二厘
「靜脈を流れる赤血球のやうだね」Uターンラッシュのニュース
9
もっと見る
関山里桜
薄鼠に曇り人影まばらなる盆の中日の下京の町
9
もっと見る
みやこうまし
我の住む京の暑さは耐えがたい 盆地という名の蒸し風呂ならん
16
もっと見る
関山里桜
我が身まで焼き滅ぼさん恋なれど持たざるはまた寂しかりけり
6
もっと見る
己利善慮鬼
恋だね、と静かに告げるその人の唇だけをずっと見ていた
7
もっと見る
新座の迷い人
戦陣に 倒れし人を 忍びては 無念さ思い 冥福祈る
10
もっと見る
中野美雄
戦争は殺し合ひ、人殺しだと そこが肝心要のところ
6
もっと見る
桜園
信綱の記念館にて歌を詠み師にほめられしはまことに嬉し
14
もっと見る
千映
葉物野菜高騰になるこの先は青汁多めに飲みて切り抜け
12
もっと見る
大野 冨士子
有史より不断に流れる愛と血は七十二年で語り尽くせず
65
もっと見る
石川順一
欅道偶にはクスノキ生えて居る草ぼうぼうの虫の天国
11
もっと見る
石川順一
無人機で清算をして戸惑いぬ開けてもらって引っ掛かりをとる
10
もっと見る
天鳥
あしひきの 山を遠くに 見る君と 遠き道のり 共に歩もう
7
もっと見る
コタロー
道行かば妙な聲して鳴く蝉の地にて暴れし悲しき末路
6
もっと見る
[1]
<<
2209
|
2210
|
2211
|
2212
|
2213
|
2214
|
2215
|
2216
|
2217
|
2218
|
2219
>>
[4550]