恣翁のお気に入りの歌一覧
麻倉ゆえ
書きたいと思う世界は我が軌跡アレンジしても自己顕示欲
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芳立
千人の署名が来たぢやあるまいしメール二十に折れる自治体
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河のほとり
沖つ鳥むせぶを霧の導にてやがて隠れる舟の影かな
9
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緋色
石橋を砕いた後に 人間は、やっと翼で飛べるのでしょう
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只野ハル
秋雨の止み間に沁みる虫の声家具の跡残る壁にもたれ
7
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七色コイン
きみが居た秋は二度とは戻らない銀杏焼いて一人食う夜
10
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今村りいこ
ゆっくりと終点までの旅をしてなみだを拭いきみ立ち上がる
5
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河のほとり
藻塩やく煙もなびく方を絶え霧の底なる浜庇かな
10
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あどりあん
いたずらに過ぎ行く時をもてあそぶ動き出さなきゃと分かっていても
8
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詠み人知らず
面白きこともなき世も有り難し、夕餉の準備沸き立った風呂
11
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たんぽぽすずめ。
秋雨でぐっしょり濡れた服を脱ぎ湯に身をまかす時の快感
11
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今村りいこ
赤い目をどこかはじるよにきみは降り足早に傘すり抜けてゆく
3
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今村りいこ
泣く理由ずっと探してきみのこと見つめてたんだ対角線で
5
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今村りいこ
がたがたと電車が揺れて振り返り窓の外見るきみが泣いてる
3
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紫草
とき滿ちて實り落ちたる銀杏の 義母の臭ひに似たる可笑しみ
9
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紫草
笑ひぢわ深く刻みし義母の顏 思はずこちらもほほ笑みがへし
7
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半格斎
明けやらぬ軒端にしたたる雨音に寢息かさねてきみは横たふ
18
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さる
ぬか床をかきまわすなりけふもまた糟糠の妻 笑み浮かべつつ
5
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七色コイン
繋いだ手強く握って温もりを 再び知るの 仲間と共に
15
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こはぎ
近道を探して地図に無い道を走るみたいな君への恋は
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