日向猫のお気に入りの歌一覧
文麿
夏休み誰もが留守の家に獨り猫の住まひて窓の外見る
10
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文麿
さみしさはヒトに普遍の屬性で宇宙の中では斯くも特殊で
4
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みなま
よし、今日は 七月最後の日となりてヘタレなアタシも最後にするぞ
11
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みなま
窓口で怒鳴る団塊世代あり怒りは静かに告げるべきもの
10
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おおしまゆきこ
青空に積乱雲をつみあげて記憶の奥の遠雷を聴く
17
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おおしまゆきこ
枯れ枝に蟻の行列サラサラの血液のよに淀みなく這う
10
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遠井 海
プール際しずくの伝う六歳はすでに女の空気をまとい
19
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詠み人知らず
夕焼けを沢山持ってキミのもとほらねすごいね見せてあげたい
6
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みなま
未来から来たとか言える空色の猫を捕らえてドアを出したい
8
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詠み人知らず
一番の京都自慢は寺じゃなく 第一旭の中華そばです
11
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詠み人知らず
打ち水の咥え煙草の数分に やぶ蚊の残す悔恨の痕
12
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文麿
銅色のひとみ見つめし吾が不在三日三晩の留守をまもりて
6
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恣翁
歳経るに 善き友を知り 詠み合へり 無塵無俗にほど遠けれど
23
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文麿
高層の氷のかけらかきまぜる熱氣の寄せてここは豪雨に
6
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恣翁
パチパチと 撥ね迸る蝋燭の火の向かふにや 明日来たるらむ
20
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恣翁
水嵩を増したる沼は黒光り 小舟の ひっそり捨てられてあり
22
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みやこうまし
この十年炊事もしない認知妻 手が綺麗だと人に自慢す
15
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みやこうまし
病床で歌詠む時もあろうかと 精神主義で日々を暮らせる
7
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紫草
ふるさとはいつも静かにそこにあり何も言わずに迎えてくれる
7
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詠み人知らず
短パンに黒革靴の団塊が 列に割り込む紺の靴下
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