恣翁のお気に入りの歌一覧
たんぽぽすずめ。
手に乗せた栞から子の産声を聞かむ「理由」の一ページ目や
9
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紫草
足らぬこと不滿に思ふことよりも 惠まれしこと感謝かみしめ
9
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さる
ひさしぶり浪速の街を訪れていまは昔の面影はなく
7
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たんぽぽすずめ。
読めずして一ページ目に挟んでた栞に満る子の生まれた日
16
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みやこうまし
両足が触れてさらさら独り寝の固いシーツに神経冴える
9
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悠々
どんど去り水素てふ塵ひめやかに美しく舞ふ田にも海にも
7
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葵の助
黙々と秋刀魚を食べる子の横で骨を取る我また声も出ず
9
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笑能子
気遣いは言葉で学ぶものでなく置き換えてみて身で判るもの
8
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ケンイチ
窓際に並べし麦酒瓶に透くまろきひかりに街路は遥けし
14
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さささささ
兄嫁と母との会話聞いてるとなぜだか私がひやひやします
2
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詠み人知らず
咳一つ、独りの夜に友は無し凍える部屋にまた一つ咳
11
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みつば
鈴虫に生まれたかった 同じ「なく」なら誰かの役に立ちたい
4
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浅草大将
尋ぬればむかしの春の跡もなくただ秋かぜのやま吹のさと
26
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栞
目に肌に心にやさしい空の青、ゆるりと流れる秋色の風
8
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栞
肌寒い夜が部屋へと流れ込みひとりがくっきり浮かび上がって
8
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只野ハル
明日朝の最低気温低ければ親の毛布を出す昼下がり
5
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只野ハル
秋晴れの空を見ながら親の家にこもりて家事をする休日
3
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只野ハル
呑んだとて憂さ晴れぬを知る故に飲まずに済ますつもりでいるが
8
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浅草大将
雲つかむごとき夢など秋ぞらにどこ吹く風と馬ぞくさ食む
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たんぽぽすずめ。
嵐去りバカリ開いて赤き実を零す柘榴やマリアの如く
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