灰色猫のお気に入りの歌一覧
恣翁
安らがで 寝ざりしものを さぞや老けて 嫁く前に月上がりなむ
16
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藍子
暑い夏そんな七月過ぎ去って毎日雨の八月迎える
11
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関山里桜
シャネルより婦人出できてクーラーの風あてやかに散らされにけり
6
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あんとん
積乱雲に ドキドキしてる 青い空 ああもう少し 夏でいて
5
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関山里桜
前を行く浴衣の袖の夕顔のはためき夏の日は沈みゆく
7
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石川順一
負傷する足の指など気にせずに夜を駆け抜け盆踊り見る
14
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石川順一
ピザを食べスパゲッティーを食べて居る大学芋食べケーキを食べる
7
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大野 冨士子
街角で青年が云う募金して それはできない 寄付ならしよう
59
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詠み人知らず
廊橋に集まり耳を傾けて二胡の響きと川の流れに
5
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詠み人知らず
穏やかな佳き日でありますよう願う初雪草は朝を縁取り
3
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へし切
いたづらに過ぐるひと日は味気なく今日を憂きとや三十一文字に
26
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滝川昌之
加速度がついて減りゆく夏休み ジタバタはじめる蝉も子供も
22
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詠み人知らず
大荷物抱えて家路につく度に 居場所のあること 噛みしめ喜ぶ
10
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詠み人知らず
夏にじむ 白いティーシャツ浮いている 秋の入り口 戸惑う冷風
6
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詠み人知らず
プロポーズされたと報告 親友の 幸せにじむ 美人な微笑み
5
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詠み人知らず
ねえじいじ!ねえねえじいじ!ねえじいじ! 呼ばれる祖父の締まりなき顔
8
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詠み人知らず
生け雜草 道端ありし草花を 少しゐただき 彩りと生け
8
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詠み人知らず
寝不足の目の下よりも静脈とか薄荷飴いろ透き徹れ私
6
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詠み人知らず
私の胸の奥にも廃墟ただそれが何の址だか憶えてゐない
8
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詠み人知らず
安全な場所と適度な距離感を猫に倣えば平熱保つ
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