恣翁のお気に入りの歌一覧
住川幸
蜘蛛が古い花弁と戯るる横断橋の段々の陰
3
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さる
老い二人日向ぼっこの縁側でお茶を啜りてよもやま話
12
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北大路京介
哀愁を 助手席に乗せ ジャズを聴く 将軍塚へ 深夜ドライブ
3
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紫草
秋祈願 史録三昧彼の君が 往古の女に因われぬやう
10
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陽だまり
我の膝 争いすり寄るぬくもりを両腕で抱く涼しき朝なり
7
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光源氏
今日もまた心のすさぶ野邊の道憂き世の風にさらされながら
18
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透子
秋風の甘き香りに流れゆく雲の行方を追いかける子ら
8
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和
あんなにも淫らな姿さらけ出し今度逢う日に困ってしまう
3
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今村りいこ
一粒の小さなダイヤ胸もとにきらりと光る母のおさがり
4
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庭鳥
ふた月も歌詠まぬ日々。切実な叫び忘れた穏やかな日々
19
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河のほとり
田の畦を子らの行くなり夕間暮れその声遠し風の彼方に
12
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まるたまる
夕暮れの深い緑の池覗く護田鳥の白き飾り羽立つ
11
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みやこうまし
手の平を開けばそこに金木犀子等は握ぎれり宝のように
18
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かぐら
きのふまでかをりし花はきみの去るつめたき昼の傍にありけり
6
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やぐるま
渺遠のカノープス照らす淡雪は粛々と死んだ海獣の精子
6
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たんぽぽすずめ。
雲の間に斜光の降りし階段へ天使を見たり収穫の秋
22
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浅草大将
一しほの冷たき風に思ふればわが身も秋もふけにけらしな
16
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まるえふ
ここに来て優しい顔になった父緩やかな時流るホスピス
20
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山桃
秋風や昨日わかるる虫のこゑ今日はろばろと群竹を吹く
9
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くりくりまろん
零時過ぎ冷たき布団己が身で 温めし秋の独り寝侘し
4
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