灰色猫のお気に入りの歌一覧
みつ
君の瞳をみていました 海の色もしくは夜空 夏の宝石
4
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コタロー
コンコンと夕餉の支度する家と世間話に夢中の主婦逹
5
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コタロー
誰も居ぬ寺社の大樹に姿なき無數の蝉が鳴きぬ夕暮れ
6
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コタロー
古びたる寺社に賽錢投げ入れて靜かに祈り獨り歸りぬ
8
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恣翁
これやこの 往きも帰りも 和気溢れ迸る浦に 舫ふ佐賀関
16
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海原 真生
Tシャツに 頭を入れる この男 私のものになれば良いのに
5
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藍子
父娘そこには大きな溝があり間に入る我やじろべい
21
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詠み人知らず
そのうちに輪郭だけになってゆく忘れることは刻むことです
5
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へし切
鳴く蝉のいつしか声の変はりたるあはれ聞くとや秋の夕ぐれ
26
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詠み人知らず
カロリーは一口食めば忘れゆく夏の終わりの黒い稲妻
4
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天鳥
うつうつと 耳をすませば 人の声 闇にまぎれて 人生を問う
9
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石川順一
リザードは庭を席捲岩登るある種の示唆に粥は捨てられ
7
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夢士
子嵐の去りて夕暮れ蝉しぐれ一息つきてうたのわの園
20
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みろく
掬っては光って消えるうみほたる 二人で最後の海をしている
11
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詠み人知らず
わがままな夏の思い出作れずにいが栗拾う早すぎる秋
23
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滝川昌之
期待した息子二人は外食で妻と見上げる素麺の山
27
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芳立
ゆく川のよどみに浮かぶ泡沫のかぎりに光る一人なりけり
11
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中野美雄
朝かげ耀ふ姥百合に オレンジいろの 蝶 触れ離れ羽を震わせ
5
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詠み人知らず
橙の百合は賑やかに原っぱ駆け抜け秋へ走れよーいどん
4
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詠み人知らず
廃校の時計だけは元気よくこちこち変わらず時を刻んで
6
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