聴雨のお気に入りの歌一覧
芳立
遣はせてかへりこぬめり丹後にはいたらぬ人のいづこに踊る
7
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芳立
ただ待つをうみゆく夕にわがこひは浜の藻塩の身と焦がれつつ
12
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水島寒月
はげちょろけ斑らな赤き絨毯に漱石が生く清貧を見つ
1
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でくのぼう
鎭まりて春雨の降る杜の朝吾の無事願ふ紬の君は
13
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悠々
吾を生み吾を育てて吾を泣き吾に命を遺し母逝く
20
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杏子
風強く 一斉に花びら舞い上がる次の約束 気になるごとく
8
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香魚子
恋歌を忘れた僕はカナリアを連れて月夜の海に漕ぎ出す
12
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海月琉珠
良識を前提としたシステムが破綻しちゃった どうしよスミス
3
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千紘
私達のDNAには先人の「うた詠み」の記憶刻まれている
23
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悠々
歌詠むや十二單の八重櫻われも烏帽子の歌合はせせむ
15
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詠み人知らず
ぬばたまの夜の帳はぽうぽうと若草模様も白き蝌蚪かな
6
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まるたまる
芸術家よ、創れ喋るなゲーテ言う歌ビトは詠むただひたすらに
17
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佐々一竹
熱燗で寒さをしのぐ懐も心も寂し螻蛄街道
9
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島祝
朝日影萌ゆる草木のけざやかに晴れては近き山の辺なりけり
11
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水島寒月
野良猫に春来るらし朝方は床の中よりその声を聞く
5
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浅草大将
歌論など我は知らぎに言さへくくだらなしとて大和歌詠む
21
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浅草大将
桜花散りての後のはなみづきげにやこの世は花の絶えせじ
17
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ほたる
愛娘飛び立つ春の袴には冷たき雨降り凛と美し
6
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遊雲
育んだ 娘が夢へと 翔けてゆく 嬉し寂しい 吾の子離れ
12
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まるたまる
文藝というより短歌は芸術に近いと吾の脳が応える
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